第25話:鹿児島のイチローの回想録⑱「スイングスピード至上主義達の目を覚ます為に130km/h を 1500g のバットで !!」

野球人達はただひたすら盲目的にスイングスピードの向上に血道をあげている。

バッティングセンターでは“打球の方向付け”が必要なので、スピードよりもスイングの正確さがモノを言うのだ。

いくら速くても、正確にとらえることが出来なければ喜びの結果にはつながらないのだ。

メテオドームに2017 年、新型で剛力型のマシンが導入された頃、野球青年達が競って高価な軽量バットを購入してメテオドームとしては初めての130km/h の攻略に大盛り上がりだった。

そんな中、私は重たいバットで打つことに徹していただけでなく、敢えてなおさら重たいバットで打つことに挑戦するようになっていた。1500g で、先端部に鉄の芯が入れてある想像を絶するヘッドの重たいバットだ。

私がこの想像を絶するほどヘッドの重たい1500g バットでスイングすると、 80km/h 弱のスイングスピードしか出せないのだ。

こんな速さではどんな遅いボールでも “絶対に振り遅れてしまうというスイングスピード”だと思われていた。

ところが、実際には私はこの遅いスイングスピードで荒れ球の多い、“新型剛力マシンの130km/h ”を、別に振り遅れたりすることも無く、新記録を作るほどの誰よりも数多くのホームランを打っているのだ。

打球の航跡を矢印で示しているが、振り勝っている証拠に打球は左中間方向のホームランなのだ。

この時も全部で、“一ゲームで五本のホームラン”を打っていて、振り遅れが無かった証拠に全てセンターから左方向へだ。

1500g のヘッドのバカ重たい、スイングスピードの遅いバットでの記録だ。

新型の剛力マシン設置以来、毎年、130km/h でのホームラン記録更新大会が開かれていて、“軽いバットでスイングスピード最優先” の一流どころが挑戦しているのだが、三年間、私の作った“5 本”という記録は破られることなく、毎回私が 5 本か 4 本を打ってトップの座を譲らないままで終っていた。

そして、四年目、ついに私自身がこの記録を破って、“ 7 本”にした。

三年かかって 5 本が破れなかったのに、コレが 7 本ともなると、もう破るのは不可能だということで、記録更新大会は誰も希望する者が無く、自然消滅してしまった。

その為に現在は、テレビ収録の時に元プロの金本さんが樹立された「120km/h を打って、一ゲームで 7 本のホームラン」というのと、「120km/h を3 ゲーム打って、合計 11 本のホームラン」というのが、挑戦目標とされている。

ホームランを打ってヒーロー気分を満喫したいのであれば、“インパクトポイントへの正確でパワフルなスイング”なのだ。

スイングスピードが 140km/h だの、 150km/h でプロ並みだなどと自慢していても、結果につながらないスピードの速さなど、言葉は悪いが“クソの役にも立たない” ということだ。

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