第56話:鹿児島のイチローの回想録㊽「重量バットの良さを11年ぶりに見た元対決相手の感想」

時には対決相手からの客観的な感想の話も…

先日、11 年前に、「鹿児島のイチローとの一対一のホームラン対決」というイベントが始まった時に

第一号の挑戦者となったという人とショッピングモールで再会した。

対決イベントでは何回か挑戦したが、私に一度も勝てないままイベントの終了を迎えたとの事で、

その後は先ごろの “がんと闘う鹿児島のイチロー” を始めとして、テレビで私の活躍ぶりを見る度に

応援しているとのこと。

話が盛り上がったことから夕食後にメテオドームで、11 年ぶりにホームラン対決をしてみようかとなった。

折角だから 1500g バットを見せてあげてコレで戦うことにした。

(打っている部分は白く剥げている)

持って行くなり、“ちょっと持たせて下さい”、と手を伸ばして来たので、“ホイ”と言ってグリップ側を

持たせたところ、“オワッ”と奇声を発しながら“ゴトッ”と床にヘッドを落としてしまった。

“失礼ですが、高齢者になられてからもこんな重たいバットで打つことができるんですか”と、

目をまん丸にして言われた。

そして、“以前のイベントでは一度も勝たせてもらっていませんでしたが、こんなバットを振り回され

ては益々勝つのは不可能です、対決は不戦敗でお願いします“となった。

それならばと一ゲーム打って見せてあげることになった。

その結果、三本のホームランを打って見せてあげることができたのだが、そのうちの一本は

ホームランゾーンの最上段に飛び込んだ。

これを見て、“凄いッ、凄いッ、エッ、エッ、エーッ”と大声をあげて拍手していた。

隣の打席が空いていたのでそこから見ていたので、ホームランもしっかり見ることが出来たので

特に喜びが大きい感じで物凄い興奮ぶりだった。

そして、“見た目には全然打てそうには見えない打ち方なのに、11 年前では見たことが無かった

でっかいホームランじゃないですか、なんなんですかコレは、もう、腰を抜かしましたよ“と言った。

“腰を抜かすとはおおげさ過ぎやしませんか”と返すと、“いやいやもっと激烈に驚いているのですが、

言葉が見つかりません、だってあり得ないですよ 82 歳であの飛び方は、若者のホームランの上を

抜いていきましたよね“と、最後まで興奮収まりつかない口調だった。

“老人で、病人で…、あの打球…”と言うと、またしばらく私をマジマジと見つめなから

黙りこくってしまった。

しばらくして、“どう考えてもあり得ないことをやっておられるんですね、凄いです、凄すぎます”、

と、又、凄いを連発しておられた。

私もあらためて、“11 年の歳月が経っているんだ”、ということを彼との再会が知らしめてくれた。

“常にホームランを求められ続けながらの 11 年”、だった。

“だった”、ではなく、今、現在もだ。

この間に“椎間板ヘルニア”という致命傷を背負いながら奇跡的な復活劇も演じていて、

確かに普通ではあり得ないので、やはり天の神様のいたずらだなと思ったのだった。

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