第55話:鹿児島のイチローの回想録㊼「ハングリー精神の欠落」

プロに行けそうな素晴らしい身体と、一流の飛距離を持っている高校球児のアドバイス役を頼まれて

やっていたのだが、学校での指導が厳し過ぎて耐えられないという理由で野球をやめると言い出した。

お父さんの依頼で私が引き止め役になったのだが、彼の気持ちは変わらずに辞めてしまった。

本当に惜しい球児だったが、選択肢が多くて強い目的意識を持てない現代の歪みを目の当たりにした感じだ。

親が生活に困らないので甘えているのだ。

我々世代は日本が戦争に負けて大多数がゼロから立ち上がらねばならなかった為に、親たちは皆貧乏だった。

必然的に我々は自分の力で立ち上がるしかなかったのだ。

私は自動車技術者の師匠に出入り弟子入りしたが、弟子達は食事だけが与えられ、給料というものは無かった。

だから、必要な金は別途アルバイトをして稼がねばならなかったのだ。

日曜祭日なども無く、際限なく働いて技術を身に付けて行った。

全てにおいて“無から有を生み出す”ことが必要な時代だったお陰でハングリー精神が芽生え、育った。

私は現在でもハングリー精神を忘れていなくて、“無から有を生みだす”ということを実践し続けている。

昨年前立腺がんを宣告された時、同じ癌で亡くなった同僚や後輩達より倍以上数値が悪かったので、

即刻、“半年も生きることは出来ないのだ” と覚悟を決めたのだった。

“ホームランの記録保持者としての責任を全うすること”を残こされた人生に賭けることにした。

そして、いつどこででも出来る鍛錬用具を作った。

タイヤのチューブを細く切った輪ゴムと、クリップ金具とバットの三つのセットだ。

コレを、車のドアキャッチにはめたり、下の写真のようにしてスイングパワーを鍛えるのだ。

お陰でバッティング人生史上最高のパワーを誇れるようになっている。

テレビスタッフが喜ぶ上段に打ち込むホームランは月に一回か二回しか無かったのに、

ガンに罹ってこの鍛錬法を行うようになってからは月に十回は上段に打ち込んでいる。

見ている人たちがあらためて尊敬の目で見てくれている。

球児と若者達にも “ハングリー精神” と、“しっかりとした目的意識を持って欲しい”と思った。

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