第116話：白内障手術後、第一回の結果は…

左目の白内障の手術により、右目との差が大きく変

った為に、見え方は少し良くなったが、ボールの見えやすさ

は少し変だ。

だが、以後はこの見え方でやって行くしかない。

大きな楽しみでもある。

現在ホームラン復活の為に度重なる入院で落ち込んでいた

パワーを取り戻す為にかつて無かったあり得ない重さの

2230gというバットを作ってコレで素振りして鍛えている。

全身に力をみなぎらせて120パーセントの注意力を注いで

スイングしないと、ちょっとでも油断があれば一発で

大怪我して、全てを台無しにしてしまう危険極まりない

バットなのだ。

果たしてこのバットで素振りをして鍛えた新たなパワーは

とんな状態か…

新たな左目による一ゲーム目、変な見え方をするが

何とか我慢してカンを研ぎ澄ませて打っているうちに少し

慣れて来て芯の近くでとらえられるようになった。

そして残り5球ほどになった時、めでたく“新生左目による

第一号ホームラン“が出た。

やはり多くの条件が大きく変わることになるので、

内心大きな不安を抱えていた為、

この第一号ホームランは凄く嬉しかった。

今後にまた新たな楽しみが出て来た。