第90話:「本当は放射線治療は受けたくないのだが…」

前立腺ガンの放射線治療があと二か月に迫っている。

だが、自覚症状は無いし、何よりも元気いっぱいでホームランも増えている。

医師と面談する度にこの元気さで、もう何度も逃げて来た。

今回もまた逃げ切りを図ろうと思っている。

逃げるうちにあちこちに転移がはじまると助かるものも助からなくなると言われている。

そう、私はそれでいいのだ。

入院して治療して治ったとしても、現在の元気さとホームラン王の座は消滅し、

人々から受けた尊敬の目も同時に消滅するのだ

そんな人生は生きていても楽しみが無いので死んだ方がマシだと考えている。

ガンの宣告を受けた時、同じ前立腺ガンに罹った同僚や後輩たちがあっという間に

亡くなったことを思い出して、即刻私も死を覚悟した。

そして残りの人生をメテオ・ドームでのホームランに懸けようと思って、

元々厳しい鍛錬だったのを、2000gのトレーニングバットを作って

これで一日に20回づつ二セットの素振りを加えてより激しい鍛錬にしている。

これらの鍛錬でもホームランを打てなくなっていたら素直に入院治療の道へ入れたのだが、

落ちかけていたホームランが完全に復活してしまった。

こんなタフでパワフルな人生を入院によって捨てるにはあまりにももったいないのだ。

それに、もうとうに男性の寿命を超えているので、遅かれ早かれ死ぬのだ。

死ぬとわかっているのに治療するのには意味が無いのだ。

だから、アレコレ理由をつけて治療から逃げたいのだ。

亡くなった後輩たちよりも悪性のガンだと言われて、彼らより早く死ぬのだろうと思って

いたのに、もう一年半以上生きてしまった。

すると、応援してくれていた人達から、“治療して長生きするべきだ”という声が上がりはじめた。

“ホームラン王として太く短くカッコ良く生きろ”派が7対3で圧倒的に優勢だったのに、

なかなか死なないものだから、“だったら、治療してガンに打ち勝つところを見せるべきだ”

に変わってきている。

7対3から6体4にと、“太く短く”派の私にとってはやや分が悪くなりつつある。

二か月も鍛錬を出来ないとなると、食べ物を減らされる事と相まってこの並外れた

優秀な筋肉は完全に無くなってしまうのは確かだ。

それを二か月後からどれくらいかかったら取り返せるのか。

83歳という年齢から考えて、取り返すことは不可能と思っている。

本格治療方針決定まで、あと十日間の葛藤だ。

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