第78話:鹿児島のイチローの回想録66「三年ぶりに県外の強豪挑戦者達が挑んで来た」

新型コロナに関する何らの束縛も無い三年ぶりのゴールデンウイーク、毎年私に挑戦して来ていた県外の強豪達がぞくぞくとやって来て、お互いの相変わらずの健在ぶりを喜び合った素晴らしいゴールデンウイークとなった。

東京のNさんをはじめとして同じく東京のYさん、名古屋のTさん、大阪から仙台に転勤になったというOさんなどが三年ぶりに挑んで来たが、全員に一本から三本の差をつけて私が勝った。

皆さん、私の相変わらずの強さにあらためて脱帽したと言っていた。

NさんとYさんとの戦いは不思議なことに最終球の勝負となったが、いずれも最終球を私が最上段に打ち込んで決着をつけたのだがYさんとの対決の時に、この打球を打った瞬間に、後ろの打席で打っていた青年と、空いていた前の打席に入って見ていたYさんが同時に“ワアーッ、凄っ”と大声を張り上げるほどの勢いだった。

打ち終わると“今のホームラン、私との対決では初めて見るすんごいホームランでしたが、またまた歳に逆らっての驚異のパワーアップじゃないですか、どうすればそんなことができるんですか、今日はじっくり秘訣を教えて下さい”と言われた。

それで、一年半前に前立腺ガンに罹って、同じガンで三人の後輩が死んでいることから、私も直に死ぬことになると思って、以前にも増して“意識的に更なる気合を入れて打つようにしている”、その為に大きなホームランが増えていることを説明した。

すると、ガンと聞いたことで、先のNさんと同じように大変な驚きようで、“こんなことしていて大丈夫ですか、真剣に治療すべきではないですか、まず徹底的にガンを治して、それからまたホームラン王として私たちを引っ張って行って欲しいです”、と、私を諭すような口ぶりで一生懸命に、何度も、“体を、命を大事にして下さい”と言ってくれた。

“絶対に来年のゴールデンウイークは勝たせてもらいますから、生きていて下さいね”と、先のNさんと同じようなことを念を押して帰って行かれた。

私とてそうしてあげたいのはやまやまなんだが、もし、医師の指示通りに放射線療法に入るとなると、二か月間の入院治療になるのだ。

今の私は日々老化して衰えて行く一方の体を、毎日の厳しい素振りで鍛えながら、なんとかしてパワーを保っているのだ。

一日たりとも手綱を弛めるわけには行かないのだ。

それを二か月間もの空白を作るとなると、アレヨアレヨという間にすべての筋肉が萎え切って使い物に使い物にならなくなるのは明白で、ましてやホームランなんてのは、もう二度と打てるものではないのだ。

治療に専念してたとえ命を守ったとしても、人の足手まといになるような人生は嫌だ。

生涯、人の面倒を見続けて来た人生だから…

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