第10話:鹿児島のイチローの回顧録③「すべての絶え間なき進化は“重たいバット”を使っているお陰だ」

普通、人間というもの、歳をとるに従って力が落ちて行くのが当たり前だ。

しかし、私は歳をとるほどに力が強くなり続けている。

若者達との戦いでは、私は体格もパワーも、敏捷さ、柔軟さも全てにおいてかなり劣っている。

なのに、時には若者達よりも厳しい条件で戦うことも多いし、それでも大抵は勝っている。

80歳からは“椎間板ヘルニア”をはじめとして色々な故障を抱え、

それに加えて82 歳からは“前立腺ガンと肺ガン”に侵されている。

そんな状態でもホームランの本数は伸び続け、若者とのホームラン対決にも勝つている。

あり得ない事をやっているのだ。

なぜそういう事ができるのか…

二年目のホームラン王になった時、“ホームラン王といっても、せいぜいセカンドフライだよな”と

いう、若者の声が耳に入った。

“そうなのか、ヨシ、嫌みを言われるようではダメだ、他人が納得するホームランを打つようにせねば”と思った。

そこで、他のホームランを狙う人達はホームラン的に近い正面の打席から遅い球を打っていたが、

私は的から一番遠い七番打席で打ち、しかも一番早い 120km/h を打ってホームランを狙うことにした。

そして、若者達が納得するホームランを打つには如何にしたらいいのかを考え続けた。

テレビで大リーグの長谷川さんの球を打たされた時に、初めて硬式用の重たいバットで打たされ、

コレが当たったら結構強い打球でファールになったことを思いだした。

そして、その時にそのままもらった硬式用の 920g のバットで、重たいが我慢して打ち続けてみることにした。

ひと月ほど我慢して打っているうちに、この重たかったバットを思うようにコントロールできるようになった。

この920g の硬式用金属バットを使っているうちに、“なぜプロは飛びが悪いと言われている木製のバットで飛ばせるのか”、

と思い始め、松井モデルの910g のバット(写真の左から5番目の白いバット)を買って打つようになった。

これも扱い馴れるに従って、プロ用の木製バットは重たいが、トップの位置が分かりやすくてスイングの軌道も

判りやすいことが確認出来た。

そして次の段階では、父が買ってくれた、“よりヘッドの重たい”A・ロッドのバット (写真の左から7番目のバット)へと進化が続いた。

バットに関しては、一番左の 730g のバットからスタートして 順次重たいバットへ変わって行って、

この時点までに930g の木製バットを扱いこなせるようになったわけだ。

そして 6 年目あたりから、また重たいバットへの興味が出て来て、右から 5 番目の1000g の金属バット

で打つようになり、しばらく後からはよりヘッドに重さのある右から 4 番目の木製の 1000g バットに換わった。

そして三萩野バッティングセンターに遠征に行くようになった頃は右から3 番目の木製の 1100g で打つようになった。

七年目に入ったあたりからは益々ヘッドの重たい、右から 2 番目と右端の、木製の 1200g バットで打つようになった。

つまり、歳をとって老化するに従って、敢えてコレに逆らって重たいバットで打つことで、更なる筋力アップを図って

いることで、歳をとるに従って、より一層人のやれないことが出来るようになって行くのだ。

そして、70 歳台に入ると、もっとあり得ない重さへの挑戦が始まるのだ(次回へつづく)

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