第13話:鹿児島のイチローの回想録⑥ 「私の職人魂を爆発させた ミズノの門前払い」

体格のいい若者達との戦いの為には、体の小さい私は重たいバットの質量と遠心力を活用した打ち方で

戦わねばならなかったので、色々なヘッドの重たさの900g  以上のバットを買い集めていた。

そんな中で、ミズノの松井秀喜選手モデルと、ルイスビルの大リーグのアレックス・ロドリゲス選手モデルを掛け合わせた、

よりヘッドを重たくした感じのバットが欲しくなった。

それで、ミズノのバット工場へ上記二人のモデルのバットを持って、愛車の「GZ20・ソアラ2000GT」を駆って

1200km を徹夜で走った。

高い高速料とガソリン代を使って。

工場の門で守衛の人達へ、この二本のバットの長所を併せ持つバットを作ってもらいたい為に鹿児島から走って来たので、

製作スタッフの人に会わせてくれるように頼んだ。

しかしなんと、“そういうことは一切やっておりませんので、スポーツ店の方へ行って下さい”、と言うなり二人とも

ソッポを向いた。

鹿児島ナンバーの車を目の前に見ていながらのことだ。

私が逆の立場なら、一応自社製品のお客でもあるのだから、“ソレは出来ないが、せめてのお詫びに

お茶の一杯でも飲んでお帰り下さい“と言う。

最低の礼儀だと思う。

“そうか、ヨシ、俺も職人のハシクレだ、天下のミズノに負けないバットを作って見せるからな、見てろよッ”と

タンカ切って帰途についた。

しかし、途中で、“折角高い高速代やガソリン代使ってやって来たのに、そのままU ターンではもったいないと思った。

それで再 U ターンして大好きな富士山を拝みに行くことにした。

きれいな富士山と、愛車「GZ20・ソアラ 2000GT」のツーショットを写せたことで、後はご機嫌で無事帰りつくことが出来た。

(この河口湖大橋のたもとの場所は、後年 K 山先輩とまた写真を写すつもりで行ったのだが、もう入れなくなっていた)

そして、帰り着くと同時に直ちに大型のカッターナイフなどのバットを加工する為の道具を買い揃えた。

加工第一号は“王さんのバットの機能部分”を再現した、「王さん志向バット」だ。

長さ 85cm で、重さが 1100g のトレーニングバットを買ってまず先端の丸くなっている部分を切り落として芯をヘッド側へ

寄せた。

次に中央部分からグリップ側へ向けて細くなるように削り、 グリップの上の手の上端からバットの芯の位置まで

“53.5cm” になるように加工した。

狙い通り、芯がヘッド側へ大きく移動して、“ホームランが良く出るバット”になった。

王さんの色々な写真とビデオから割り出して加工したもので、設計も製作も全てが昔の職人にしか出来ない芸当だ。

そしてもうひとつ、“打つことに長年凌ぎを削る戦いをやっている者”にしか出来ん芸当だ。

だから、天下のミズノの技術者でも、コレはマネしたくてもマネ出来ない芸当だ。

そして、後期高齢者の小さな老人が元気盛りの若者達と、力対力の真っ向勝負が出来て、

なおかつ高い勝率を上ることが出来るバットなのだ。

(次回に続く)

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