第35話:鹿児島のイチローの回想録㉗「テレビ収録時に困る、“映り込み狙い野郎”の存在」

今回放映された鹿児島読売テレビの「がんと闘う鹿児島のイチロー」では、過去の十数年間の私の収録映像が入っていた。

その中の 2019 年の「令和元年の第一号ホームラン」の時に、この“映り込み狙い野郎”が隣の打席に入って、過去最も困ったのだった。

カメラの準備などがあって、テレビ撮影があることが判ると、腕に覚えのある打者が私とツーショットで映り込めるようにと後ろの打席に入って打ち始めるのだ。

この「令和の第一号のホームランに挑戦」の収録の時の“映り込み狙い野郎”は見るからに体格の良い現役の野球選手だった。

別にカメラをモロに向けられているわけではないので何らのプレッシャーもかからない為にのびのびと打てるわけだ。

現にホームランも何本か打ち込んでいた。(以下はKYTテレビの画像を拝借して話を進める)

私は常にカメラを向けられていてプレッシャーがどんどんのしかかって来るし、体は冷えている状態で待機しつつ、令和の時報が鳴らない打てないのだ。

一方の彼は自由に時報が鳴る前から連続して打っているので十分に体が温まっているので、いつでも私より先に第一号を打てる状態なのだ。

正直いって過去最高に焦った。

そんな状態の中でディレクターが、“時報が鳴りました、お願いします“と言った。

私は打席に立っていつでも打てるようにしていたのだが、彼のことが気がかりだったことと、スタッフがコインをいつ投入するのかに気をとられて、なんと肝心かなめの初球が出て来ているのを見ていなかったのだ。

すでにボールが出て来ているのに気づかずスタッフの方を見てしまって、“初球見逃し”とテロップに出ていた。

結局、後ろの打者の打球に気をとられて焦っていた為の大失態だった。

もう、それからは頭の中は真っ白という感じだった。

二球目を凡打して、益々頭が真っ白になった。

そして三球目を夢中でスイングした。

手応え十分な打球がホームランゾーンの上段へ飛んで行った。

“映り込み狙い野郎”より先にホームランを打ち込めて本当にホッとしたのだった。

令和元年になって、35 秒の時のホームランだった。

見守ってくれていたメテオ・ホームラン軍団の人達が拍手で迎えてくれ、こんな嬉しい拍手はなかった。

もうこの “映り込み狙い野郎”には何度も悩まされているし、他の出演者たちも彼らの餌食になって打てなくなることが続いているのだが、私は運良くまだ一度もノルマを裏切ったことはなく、ホームランの神様に感謝しているところなのだ。

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