第22話:鹿児島のイチローの回想録⑮「“ヒットの延長がホームラン”という、甘えた考え方」

“鹿児島のイチローとの一対一のホームラン対決”というイベントが開催されて半年経った頃、元ノンプロの経験があるというスラッガーが参戦して来るようになった。

“ヒットの延長がホームラン”という考えを基本にしていて、打率を上げればおのずとホームランは増えていくものだと言って、無理にホームランを狙うようなことはしなかった。

そんな考え方だから、しゃかりきになってホームランを狙う私にはなかなか勝てなかった。

悔しいそぶりは見せないようにしているつもりだったらしいが、すぐ昔の自慢話が飛び出していた。

今現在打てなければ、誰も信用はしなくなって行くのに…

私は“ホームランの失敗がヒット”という考え方だ。

常にホームランを求められる宿命にある為に、野球選手たちのような“ヒットの延長がホームラン”などと、責任の無い、甘えた考え方は許されないのだ。

常にホームランを狙わねばならないとなると、すべてに油断や甘えは許されないのだ。

一球、一球に集中して、より正確な見極めから、正確なタイミングとり、続いて無駄のない始動からプレスイングへ、そして、フル加速の本スイングからフルパワーを掛ける正確なインパクトスイングへと、そして最後のシメとなるフォロースルーへと、ホームランはどのフレーズを欠いても即打てなくなるのだ。

身体の各部分、部分の正しいカタチ、効率的な使い方などなど、高める必要のあるテクニックは山ほどあるのだ。

全てを、この私のベスト状態の時のホームラン写真のように、常にホームランを狙っての全身全霊を注いだスイングに強い精神力を裏打ちさせておかねばならないのだ。

私の“ホームランの失敗がヒット”、というのと、彼の“ヒットの延長がホームラン”という二つの考え方…

このお互いの考え方の違いが、一打、一打への “気迫の差” となって、私よりはるかに経験豊富なはずの元ノンプロを自慢げに語る彼が、ど素人の私にめったに勝てないという、ちょっと情けない、気の毒な結果を呼び込んでいたのだ。

昔の自慢話は、負けた時にはしない方がいいと思う。

見ていて惨めさがただよっていて、哀れだ。

私は “今“ を語れるので、本当にありがたい身の上だと思っている。

語りたいが為に、人が寝ている時にも人が振ろうとはしない重たいバットを必死こいて振ってはいるのだが…

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