第59話:鹿児島のイチローの回想録51「バカの一つ覚えの“上から叩け”に潰された球児」

中二から私に指導を頼まれることになった、典型的なスラッガータイプの球児が居た。

ただ目が普通レベルな為に、当たれば飛ぶのだが、なかなか芯でとらえることは

少なくて打率的には良くなかった。

先任のコーチの指導で “上から叩け” と仕込まれていたのだが、

動体視力が普通レベルの彼には一点でとらえることは無理なので、

ボールを長くとらえるチャンスのある“レベルスインク”に変えさせた。

するとコレが合っていたようで、見違えるように打ち始めた。

元々飛ばす能力はあったことから、市民球場で軟式にも関わらず

ホームランも打つほどの本物のスラッガーに成長した。

しかし、高校に入ると、又“上から叩け”と指導されるようになり、全然

打てなくなったことから、父親の依頼でまた私が引き受けた。

しかし、ダウンスイングが体から抜けず、もうレベルスイングに帰ることが

出来なくなっていて、救いようのない状態になっていた。

そしてそのまま野球をやめてしまった。

レベルスイングで打たせてくれていたら間違いなく優れたホームラン

バッターになっていたはずなのに、実に惜しいことをした。

グリップの位置が赤丸の時にバットヘッドを大きな黒丸の位置にもってこれたら黒色の点線の

動きでレベルスイングになるのだが、彼はヘッドが赤四角の位置からインパクトポイントの

黒枠の黄色点に向けて直線的に振り下ろしてしまうので、動体視力が並みの彼には、

この“一点での出会い打ち”が出来なかったというわけだ。

教える相手を見抜けないコーチのせいで、惜しい逸材を埋没させてしまったのだ。

 

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